皆さんこんにちは!
スクールKG塾長の駒田です。
今回は前回に引き続き、税の作文の書き方について説明していきます。
前回のブログを読んで、税金とはどういうものなのかを理解できたら次は実際に原稿用紙に書いていく順番です。
400字の真っ新な原稿用紙を見た瞬間にげんなりしたそこのあなた!
とにかく書き始めないとと「私は」と書いたそこのあなた!
「題名何にしようかな~?」と考え始めたそこのあなた!
長文を書くためには書く順番を守る必要があります。
逆に言うとこの順番さえ守れば長文をスラスラ書けるようになります。
是非この『順番』を意識して文章を作ってみてください!
では、いきます。
①アウトラインの作成
アウトラインとは辞書では「輪郭、外郭」と書かれてあります。
簡単に言うと「ざっくり」形を作ってねということです。
これを税の作文に落とし込むと、まず決めないといけないのは今の税金の制度(税金の集め方や使い方)に「賛成」か「反対」かです。
税金というものは私たちの生活に必要な物であり、課題はあるものの今の税金の制度は良い物ではないかと考えるのであれば「賛成」
逆に、税金というものは私たちの生活に必要であるものの、税金の集め方に不平等さを感じたり、使い道に理不尽さ(おかしい)を感じるのであれば「反対」
このどちらのスタンスにするかを決定してください。
まず最初の段落にこれを書くことになります。
スタンスを決めたら次はそのスタンスを決めた具体的な理由を3~5個程考えてメモ帳(裏紙でもOK)に書き起こします。
理由は少なすぎても文字数が足らなくなるのでダメですし、多すぎてもまとめるのが難しくなるのでダメです。
3~5個の間がベストです。
「賛成」であれば良いと思うポイントとそのポイントの将来像をメモ帳に書き出してください。
ポイント①:〇〇〇〇〇 → 将来△△△△△になる
といったざっくりした感じで大丈夫です。
これを3~5個考えます。
「反対」であればダメだと思うポイントとその改善点をメモ帳に書き出してください。
〇〇〇〇〇がダメ → △△△△△すれば良くなる
このレベルで大丈夫です。
しっかりとした文章はこの後作り上げていくので、あくまでこの段階では「ざっくり」ポイントを書き出すぐらいで次に進むようにしてください。
この具体的な理由を探す段階で大事なのが、良い点・悪い点をあげるだけでなく、その点を踏まえてこの先の将来像や改善点を例示することがとても重要になります。
そうすることで文字数を稼ぐこともできますし、文章に説得力を持たせることができるようになります。
具体的な理由が出揃ったら最後はまとめです。
ここは最初の段落と同じような内容のことを、少し表現を変えて書くようにすれば大丈夫です。
なので、この段階では特に準備するということはありません。
今までの内容を踏まえて更に追加したい内容がある場合はメモ帳に残しておくようにしてください。
以上でアウトラインの作成は終了です。
ここまで来て初めて原稿用紙を机の上に置くようにしてください。
②文章を書く
先ほど作成したアウトラインをもとに実際に文章を作っていきます。
アウトラインがしっかり構成されている場合はスラスラ文章が書けるはずです。
逆にこの時点で「何を書こう」と思った場合はアウトライン作成がざっくり過ぎる証拠なので、もう少し言葉を足すようにしてください。
ここからは文章を書く際に使えそうな例文を提示していきます。
是非参考にしてみてください。
最初の段落
「私はこの税の作文を書くにあたって、初めて税金のことを詳しく調べました。」
「今まで税金という言葉は聞いたことがあっても、それが社会の中でどういう役割を果たしている物なのかということは全く知りませんでした。」
「物を買った時に払う消費税は当たり前に払っていて、そこに疑問を持ったことはありませんでした。」
こんな感じの文章から文を作り始めると良いかと思います。
具体例の段落
賛成
「〇〇〇〇〇という所が税金の良い所だと思います。もしこの税金がなければ△△△△△になってしまうからです。」
「この税金のおかげで〇〇〇〇〇ということが実現できているのは素晴らしいことだと思います。これを継続できれば△△△△△ということが将来できるようになると思います。」
のような文章構成を考えてみてください。
反対
「今の税金の制度の問題点は〇点あります。一つ目は△△△△△です。これを改善するためには□□□□□といったように制度を変更する必要があると思います。」
「税金には〇〇〇〇〇といった面があり、これはこれからの持続可能な社会を作っていくうえで非常に問題になってくると思います。それを防ぐために△△△△△ということをしていけば良いと思います。」
といった感じで具体点を探してください。
まとめの段落
「以上のことから今の税金の制度は〇〇〇〇〇だと思います。これからの私たちの生活を安心・安全なものにしていくために△△△△△という点を継続(改善)していくことが大事になってくると思います。」
「今まであまり興味を持って来なかった税金ですが、今回の学びを通してとても重要なものであるということに気付きました。」
「大人になったら私もしっかりと納税をして、私たちの社会を守っていけるようになりたいです。」
こんな感じの文章で締めてもらえれば大丈夫です!
以上、長くなってしまいましたが税の作文の書き方になります!
この通りにやれば税の作文なんて余裕!!!
となれば良いのですが、うまくいかない子もいるかと思います。
そんな子は税の作文を後回しにせず、とにかく早く周りの大人に相談するようにしてください。
苦手なこと・嫌なこと・気が進まないことは時間がかかります。
夏休み終盤に追い込まれて絶望しないためにも、早めにやっつけてしまうようにしましょう!
では、頑張ってください!