中2理科・電流と回路の計算3ステップ
2026/10/30
立花中学校・南武庫之荘中学校など、尼崎市で学ぶ中学生の皆さんへ。理科で「公式は覚えたのに、回路の計算になると間違える」ということはありませんか。
電流・電圧・抵抗の問題は、いきなり式を立てるのではなく、何を求めるか、どの部分の値か、単位は合っているかを順番に確かめると整理しやすくなります。今回は、中学2年生の学習内容を想定した3ステップと、家庭でできる15分の復習法を紹介します。なお、各学校の実際の試験範囲を示すものではありません。
ステップ1 電流・電圧・抵抗を区別する
まずは3つの量の役割と単位を確認しましょう。電流(I)は電気の流れの大きさで単位はA(アンペア)、電圧(V)は電流を流そうとするはたらきの大きさで単位はV(ボルト)、抵抗(R)は電流の流れにくさを表し単位はΩ(オーム)です。
V = R × I
電流を求めるなら I = V ÷ R、抵抗を求めるなら R = V ÷ I と変形します。
たとえば、抵抗が3Ωの部分に6Vの電圧がかかっているなら、そこを流れる電流は 6 ÷ 3 = 2A です。計算する前に「求めるのはA・V・Ωのどれか」を丸で囲むだけでも、公式の取り違えを防ぎやすくなります。
ステップ2 直列回路と並列回路を見分ける
次に、回路図で電流の通り道を確認します。直列回路は電流の通り道が1本、並列回路は途中で枝分かれするのが基本です。
直列回路で確認すること
各抵抗を流れる電流は等しく、各抵抗にかかる電圧の和が全体の電圧になります。抵抗が2Ωと4Ωの直列回路なら、全体の抵抗は 2+4=6Ω です。全体に6Vを加えると、電流は 6÷6=1A になります。
並列回路で確認すること
各枝にかかる電圧は等しく、枝を流れる電流の合計が全体の電流になります。たとえば、6Vがかかった並列の枝に3Ωと6Ωの抵抗があれば、枝の電流はそれぞれ 2Aと1A。全体の電流は 3A です。
ステップ3 単位と答えの意味を最後にチェックする
計算が合っていても、mA(ミリアンペア)をAへ直し忘れると誤答になります。1A=1000mAなので、200mAは0.2Aです。「200mA」と「200A」はまったく違う大きさになります。
答えを書いた後は、①求める量の単位が付いているか、②数値が極端に大きすぎないか、③直列・並列の関係と矛盾しないか、の3点を確認しましょう。計算式の横に単位を書く習慣が役立ちます。
家でできる15分の復習メニュー
最初の3分:公式と単位を何も見ずに書き出す
次の8分:直列回路と並列回路の問題を1問ずつ解く
最後の4分:間違えた理由を「回路の見分け」「公式」「計算」「単位」のどれかに分類する
大切なのは、問題をたくさん解くだけでなく、どの段階でつまずいたかを言葉にすることです。同じ種類の間違いが続いている場合は、公式の暗記に戻るより回路図を描き直す練習を優先した方が効果的なこともあります。
まとめ 解く順番を決めると、計算は整理しやすい
電流と回路の計算では、「量と単位を確認 → 回路のつながりを確認 → 計算と答えを点検」の順番を毎回そろえるのがおすすめです。少し手間に見えても、慣れると迷う時間を減らしやすくなります。
スクールKGでは、尼崎市の小中高生を対象に、つまずいている単元に合わせた個別指導を行っています。理科の計算や定期テストに向けた学習方法で困っている場合は、スクールKGのホームページからお気軽にご相談ください。


